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布団から出てみると、窓の外はまだ薄暗い。

時計を確認すれば、いつも通りの時間だった。




シャツを着て、ズボンを履いて、

ポーチにタオルと、絆創膏とスマホと⋯あと、鍵。


おばあちゃんはもう起きているかな。

どうだろう。


階段を一段降りるたびにギシギシ言うから、

この音で起きてる⋯可能性もある。



けど、おばあちゃんと台所で遭遇する時、彼女は、

いつ何時も着物をきっちりと着ている。


⋯例え、それが朝の5時でも。



水筒を求めて台所を除くと、蛍光灯が付いていた。



⋯起きてました、おばあちゃん。


台所の向こう、畳の部屋でお茶を飲んでいる。


「おばあちゃん、おはようございます。」

「あらフィーちゃん、おはようさん。」

「今日も川辺の方までお散歩?」



お散歩って⋯、ランニングのこと⋯よな?

「うん、ランニングしてくるよ。」

「お茶はね、お台所にあるからね。」

流石はおばあちゃん⋯。
あなたいつ起きたんです??

「うん、おばあちゃん、ありがとうございます。」

「それとね、今日は学校だからね、7時には戻っておいでね。」

「今日⋯。」

「今日だねぇ。」

「鹿見女学院のね、バレー部のね、大和先生がね、フィーちゃんが部活来るの、楽しみにしてます、て言うとったよ。」


⋯大和?監督⋯うちの試合観たの?

「観たんやと思うよ。」

「口出てた⋯?」

「ばっちり出とったね。」

⋯マジか。

⋯ふと時計を見れば、既に45分。

「やば、時間なくなる⋯ランニング行ってきます。」

「いってらっしゃい、無事帰っておいでね。」

「⋯はい!」




靴を履いて、外へ駆け出していく。

まだ肌寒い空気が、肺に染み込んで気持ちいい。
↓広島弁でいうと…
布団から出てみると、窓の外はまだ薄暗い。

時計を確認すりゃぁ、いっつも通りの時間じゃったんじゃ。




シャツを着て、ズボンを履いて、

ポーチにタオルと、絆創膏とスマホと⋯あと、鍵。


おばあちゃんはもう起きとるかのぉ。

どうじゃろう。


階段を一段降りるたびにギシギシゆうから、

この音で起きとる⋯可能性もあるんじゃ。



が、おばあちゃんと台所で遭遇する時、カノジョは、

いつ何時も着物をきっちりと着とる。


⋯例え、それが朝の5時でも。



水筒を求めて台所を除くと、蛍光灯が付いとったんじゃ。



⋯起きとった、おばあちゃん。


台所の向こう、畳の部屋でお茶を飲んどる。


「おばあちゃん、おはようございますけぇの。」

「あらフィーちゃん、おはようさん。」

「今日も川辺の方までお散歩?」



お散歩って⋯、ランニングのこと⋯よの?

「うん、ランニングしてくるよ。」

「お茶はね、お台所にあるけぇのぉ。」

流石はおばあちゃん⋯。
あんたいつ起きたんじゃ??

「うん、おばあちゃん、ありがとの。」

「それとね、今日は学校じゃけぇね、7時にゃぁ戻っといでのぉ。」

「今日⋯。」

「今日じゃのぉぇ。」

「鹿見女学院んじゃね、バレー部んじゃね、大和しぇんしぇいがね、フィーちゃんが部活来るん、楽しみにしとるんじゃ、てゆうとったよ。」


⋯大和?監督⋯うちの試合観たん?

「観たんやゆぅて思うよ。」

「口出てた⋯?」

「ばっちり出とったのぉ。」

⋯マジか。

⋯ふと時計を見りゃぁ、はぁ45分。

「やば、時間なくなる⋯ランニング行ってくんじゃけぇの。」

「いってらっしゃい、無事帰っといでのぉ。」

「⋯はい!」




靴を履いて、外へ駆け出していく。

まだ肌寒い空気が、肺に染み込んで気持ちええ。
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