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昔々、まだ科学が発達していなかった頃、人間はとても貧しい生活を送っていた。食べるものもろくに無い有様だった。とにかく昔の人々は生きることに精一杯で、とても苦しんでいた。そんな時、天から一人の神様が降りてきた。そして人々にこう言った。 「お前たち、もっと楽して生きられないのか?」 その一言を聞いた人々は考えた。確かに自分たちは毎日苦しい生活を送っている。これでは生きているのも大変だ。そうだ! 神様の言う通り、もっと楽をして生きていこうじゃないか!! こうして人々は食べ物を少なくし、働かないようになった。その結果、彼らは今までよりもずっと楽に暮らせるようになりましたとさ。めでたしめでたし。……え? 今の説明だと、人間は皆怠け者になったみたいだって? いやいや、それは違うよ。この話には続きがあるんだ。 人々は食べ物が少なくても、働く必要が無くなっても幸せになれなかった。それどころか逆に不幸せな気持ちになってしまったのだ。何故なら彼らが欲しかったのは〝楽して生きられる方法〟であって、〝苦労せずに生きられる方法〟ではなかった
↓大阪弁でいうと…
昔々、まだ科学が発達していなかった頃、人間はどエライ貧しい生活を送っとった。食べるものもろくに無い有様やった。とにかく昔の人々は生きることに精一杯で、どエライ苦しんでいた。そないな時、天から一人の神様が降りてきた。ほんで人々にこう言った。 「お前たち、もっと楽して生きられへんのか?」 その一言を聞いた人々は考えた。確かにオノレたちは毎日苦しい生活を送ってんねん。これでは生きとるのもエライや。そうだ! 神様の言う通り、もっと楽をして生きていこうやないか!! こうして人々は食べ物を少なくし、働かないようになりよった。その結果、彼らは今までよりもずっと楽に暮らせるようになりよったんやとさ。めでたしめでたし。……え? 今の説明だと、人間は皆怠け者になりよったみたいだって? いやいや、それはちゃうよ。この話には続きがあるんや。 人々は食べ物が少なくても、働く必要が無くなっても幸せになれなかった。それどころか逆に不幸せな気持ちになってしもたのや。何故なら彼らが欲しかったのは〝楽して生きられる方法〟であって、〝苦労せんと生きられる方法〟ではなかった
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